外壁塗装の塗料大辞典

家に似合う色の探し方

家の外壁を塗装する際、どのような色で塗るのかは、
多くの人が悩むところかと思います。

 

「ちょっと今までとは違った雰囲気にしたい!」、
「もう少し明るくしたい」、
「もう少し重厚な感じにしたい」など、
個人の好みもありますが、
美しい街並みは、建物の色によって作られていますから、
外壁の色は、街並みの雰囲気に合ったものにするというのが大前提です。

 

小さな見本でみるのと、実際に同じ色を外壁に塗った場合でも印象は大きく異なることがありますし、
壁の面積や模様(塗料の塗り方)、光の当たり具合、季節、時間、周囲の色などによっても
色の見え方は変わってきます。

 

塗り替えてしまってから「こんなはずではなかった」と後悔しないように、
家のデザインや雰囲気、街並みに合う色を考え、
飽きのこない、調和が取れた色を選んでみてください。

 

色が持つ心理的感覚

 

・温度感

 

暖かい・・・暖色系
涼しい・・・寒色系

 

・重量感

 

軽い・・・白っぽい色、透明感のある色
重い・・・暗い色、くすんだ色

 

・大小感

 

大きい・・・明るく鮮やかな色は膨張して見える
小さい・・・暗めで濁った色は縮小して見える

 

・質感

 

軟らかい・・・明るい色、薄い色はソフトに感じる
硬い・・・暗く深く重い色は、ハードに感じる

 

・距離感

 

進出色・・・明るい色は近くみえる
後退色・・・暗い色は遠くみえる

 

 

・クラシック

 

重厚感、豪華な落ち着き、優雅な美しさ
(ダークブラウン・オリーブ・セピア色など)

 

・モダン

 

現代的、機能的、シンプルさの中の個性
(ダークグレー、オレンジ色など)

 

・カジュアル

 

軽快でくつろげる雰囲気、遊び心
(ピンク、イエロー、ベビーブルーなど)

 

・和風

 

日本の伝統的な基調色、自然素材色
(モスグリーン、ベージュ、からし色など)

 

 

色味

 

外壁の色としておススメな色は、
自然の中にあるアースカラーと呼ばれる土や石などの素材色です。

 

ホワイト、クリーム、ベージュ、ブラウン、ライトグレーなどで、
落ち着いた、親しみのある建物にふさわしい色を選びたいですね。

 

赤や青、黄色などの原色は、日本の住宅にはあまり相応しくありません。

 

原色を使うのであれば、アクセント程度にとどめ、
なるべく自然な素材色を選ぶと良いでしょう。

 

明るさ

 

最近の建物の色の明るさは様々です。

 

暗すぎると、周囲に威圧感や過剰な存在感を与え、
街並みに合わなくなってしまったりします。

 

近隣への影響も十分に考慮しながら、
外壁の色を選ぶことが大切です。

 

基本的な外壁の色は、
肌の色の明るさを基準とした、落ち着きのある明るさです。

 

また、建物の壁は広いので、
小さな色見本帳で見たときよりも明るく見えます(面積効果)。

 

*面積効果とは

 

同じ色を小さい面積の色の印象と、大きな面積で見た場合の印象とでは
大きい面積のほうが色が薄く、明るく見えたりします。

 

この面積効果によって、小さな色見本帳でみたときよりも、
面積が広い建物に塗ると明るく見えるようになります。

 

鮮やかさ

 

周囲の景観との差が強調され、緊張間のある景観になってしまわないように、
鮮やか過ぎる色は避けたほうが良いでしょう。

 

静かな住宅街では特に、鮮やかな色は街並みの景色を乱してしまいます。

 

例えば、自然の緑の葉を引きたてることができるように、
緑よりも鮮やかさを抑えた色が良いのではないでしょうか。

 

美しさを保つ

 

美しさを長く保つためには、汚れが目立ちにくい色を選ぶと良いでしょう。

 

近年は、建物が汚れないような塗料が出ていますが、
それでもやはり真っ白は汚れが目立ちやすいですし、
黒も汚れが白っぽく浮いて目立ちます。

 

汚れが目立てば、こまめにメンテナンスをしなければならなくなります。

 

また、鮮やかな色は色あせしやすく、
時が経つと変化しやすいので、落ち着いた色を選んだほうが良いでしょう。

 

向かって三軒両隣の家の色

 

塗り替えをするときには、自分の好みの色というのも大事ですが、
周辺の建物の色を見渡してみて、
自分が選んだ色が町並みとして調和しているかどうかを想像する事も大切です。

 

自分の建物だけが極端に目立ってしまうのではなく、
町並みが美しく整って見える色を選びたいですね。

 

建物が建つ地域

 

建物の地域が住宅地区であれば、落ち着いた色が良いでしょう。

 

もし、建物が建つ場所が、観光地であったり、
昔ながらの建物がたくさん残っているような地域であれば、
その町並みの雰囲気を崩してしまうような目立つ色は避けるべきです。

 

建物が建つ地域に合う色を選んでください。

 

自然と調和

 

豊かな自然が建物の周囲にあるのであれば、
その自然の緑と調和するナチュラルな色がおススメです。

 

自然の色よりも彩度が低い色(あまり鮮やかではない色)を選んだほうが、
樹木の緑や花の美しさが一層引き立つでしょう。

外壁の色を決めるときのポイント

外壁の色を決めるときには、色見本帳を使用します。

 

ですが、色見本帳は小さいので、
塗装する前と後とではイメージが違ってしまうことが少なくありません。

 

できれば、A4サイズ版位など、大きいサイズで見本を作ってもらい、
外壁に実際に当ててみて、外光の下で確認すると、
仕上がりに近いイメージをすることができます。

 

また、色は光によっても見え方が変化します。

 

室内で見本帳を見るときには、照明に注意しましょう。

 

照明によって、より黄色味かかって見えることもありますし、
青味かかって見えることもあります。

 

塗装工事が終わってから、「こんなはずじゃなかった」
ということにならないように、
工事前にしっかり色を見極めたいですね。